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豊田合成 (2018年5月版)
本社所在地 |
〒448-8661 愛知県刈谷市昭和町1−1 |
設立 |
1949年12月16日 |
ホームページ |
https://www.denso.com/jp/ja/ |
2018年3月期
資本金(連結) |
28,027百万円 |
自己資本比率 |
49.6% |
従業員数(連結) |
37,902人 |
連結事業構成 |
【連結事業】自動車部品98(6)、オプトエレクトロニクス2(-30)【海外】57(2017.3) |
株式上場 |
東証1部,名証1部 |
売買単位 |
株価 |
一株益(連) |
PER(連) |
一株純資産 |
PBR(連) |
一株配当 |
配当利回 |
(株) |
4/27終値 |
19/3期(予) |
予想 |
(連)18/3 |
実績 |
19/3期(予) |
予想 |
100 |
2,774 |
208.6 |
13.3 |
2,539 |
1.09 |
60.0 |
2.16% |
※1株純利益(予想)・1株純資産(実績)・1株配当金(予想)の各数値は円単位。各表示未満は4捨5入。 (連)・連結決算、(予)・予想の略
1株純利益(赤字&未発表は非表示)、1株配当金(通期配当金額、未発表は非表示)は2018年4月27日時点の会社予想
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展望
- パワー半導体の研究開発推進
- 世界有数の自動車部品メーカー、先進運転支援システム関連製品で高い競争力を持つ。2017年4~12月期の得意先別連結売上高構成比、トヨタグループ44.6%(内訳、トヨタ自動車41.2%、ダイハツ2.2%、日野自動車1.2%)、トヨタグループ外(OEM)43.8%(同、ホンダ7.8%、FCA4.6%、GM3.8%、フォード3.1%、現代・起亜2.7%、マツダ2.5%、スズキ2.3%、SUBARU2.0%、日産自動車1.9%、VW・AUDI1.6%、いすゞ1.1%、三菱自動車1.0%、BMW0.8%など)、市販・新事業他11.6%。
同期の製品別売上高構成比は自動車分野97.1%(内訳、サーマルシステム29.2%、パワトレインシステム25.1%、インフォメーション&セーフティシステム17.3%、エレクトリフィケーションシステム9.9%、電子システム7.8%、モータ6.3%、その他1.5%)、FA・新事業分野2.9%。
愛知県清須市に本社を置くトヨタ自動車系の部品メーカー。ゴム・樹脂製品の開発・生産を基本に各種の自動車部品事業を展開しており、LEDの開発・供給にも注力している。事業別の主な製品と内容は以下のようになっている。「ウェザストリップ製品」(雨風・騒音の遮断、ドアの開閉・窓ガラスの昇降をスムーズにするなどの役割)、オープニングトリムウェザストリップ、ドアガラスラン、ドアウェザストリップ、ラゲージウェザストリップ。「機能部品」(走る、曲がる、止まるといった自動車の基本性能を支える重要部品)、燃料タンクモジュール構成部品、パワートレイン系部品、シャシー・ドライブトレイン系部品。
「内外装部品」(室内を快適にする内装部品、車のデザインに関わる外装部品)、インストルメントパネル等の内装部品、ラジエータグリル・ヘッドランプ用LED等の外装部品。「セーフティシステム製品」(乗員保護のための360度フルカバーエアバックを実現、歩行者の保護装置も量産)、エアバックモジュール、トラック向け脇見・居眠り警報ハンドル、ポップアップフードアクチュエータ(歩行者の頭部保護装置)。「LED製品」(世界トップクラスの明るさ、省エネ、小型のLEDを提供)、一般照明用LED、液晶ディスプレイ用LED、産業用LED。「特機製品」(自動車部品で培った技術を活用、多様な領域での製品開発)、空調製品、住宅関連部品、産業用機械部品・建設用機械部品(内装品)。
同社はエアバッグを膨らませるインフレーターを供給するダイセルなどと資本提携し、迅速な商品開発を進めている。また、インドでは5拠点目となる新工場を建設しており、18年度後半の稼働を目指している。今後ともインド・中国など成長性の高いアジアなどの新興国で生産能力の一層の拡大を目指している。
同社は青色発光ダイオード(LED)の主材料である窒化ガリウム(GaN)を用いて開発中の「縦型GaNパワー半導体」で業界トップクラスの大電流化を実現している。パワー半導体は電源を制御する半導体だ。交流と直流の変換、昇圧・降圧などの目的で電子機器の電源やパソコンのアダプターなどの電力変換器で幅広く使われている。材料をシリコンから窒化ガリウムに変え、電圧を変換する際のロスを小さくしており、変換時のロスを小さくすれば電動車の燃費向上や家電製品の省エネにつながることから、今後の製品開発の動向に注目したい。
(北川 彰男)
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