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トヨタ紡織 (2018年3月版)
本社所在地 |
〒476-8666 愛知県東海市荒尾町ワノ割1 |
設立 |
1940年3月8日 |
ホームページ |
https://www.toyota-boshoku.com/jp/ |
2017年3月期
資本金(連結) |
8,400百万円 |
自己資本比率 |
33.3% |
従業員数(連結) |
42,291人 |
連結事業構成 |
【連結事業】自動車部品等・日本49(3)、同・北中南米21(4)、同・アジア・オセアニア23(10)、同・欧州・アフリカ7(2)【海外】53(2017.3) |
株式上場 |
東証1部,名証1部 |
売買単位 |
株価 |
一株益(連) |
PER(連) |
一株純資産 |
PBR(連) |
一株配当 |
配当利回 |
(株) |
2/28終値 |
18/3期(予) |
予想 |
(連)17/3 |
実績 |
18/3期(予) |
予想 |
100 |
2,297 |
220.8 |
10.4 |
1,241 |
1.85 |
50.0 |
2.18% |
※1株純利益(予想)・1株純資産(実績)・1株配当金(予想)の各数値は円単位。各表示未満は4捨5入。 (連)・連結決算、(予)・予想の略
1株純利益(赤字&未発表は非表示)、1株配当金(通期配当金額、未発表は非表示)は2018年2月28日時点の会社予想
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展望
- 自動車の軽量化、安全性の向上に貢献
- トヨタグループの部品メーカー。2017年3月期で27の国・地域で事業を展開、拠点数は106社のグローバル企業だ。「シート事業」、「内外装事業」、「ユニット部品事業」を主要3事業としており、17年4月より新興国小型車事業(タイ・インドネシア・マレーシアなど新興国向けの小型車に特化)を発足、一層の成長を目指している。17年4~12月期の部門別連結売上高構成比(調整額除く、カッコ内は営業利益ベース、表示未満4捨5入))は日本50.1%(25.8%)、北中南米19.6%(12.7%)、アジア&オセアニア23.4%(51.0%)、欧州&アフリカ6.9%(10.4%)。
同社の主な製品は「シート事業」、自動車用シート、スポーツシート(レース専用)、シート骨格、鉄道車両用シート、航空機用シートなど。「内外装事業」、内装品、内装システム、天井、イルミネーション、ドアトリム(自動車のドアの内張りパネル)、カーテンシールドエアバッグ、シートベルトウェビング、シートファブリック、バンパーなど。「ユニット部品事業」、エアフィルター、オイルフィルター、吸気システム、エアクリーナー、シリンダーヘッドカバー、FC(燃料電池)関連製品(スタックマニホールド、セパレーター)、電動パワートレーン関連製品。
トヨタグループではトヨタ紡織、アイシン精機、シロキ工業がそれぞれ手掛けていたシート骨格部品事業の集約を決定、15年にトヨタ紡織に統合されており、シート骨格部品の生産も段階的に同社に移管している状況だ。3社の設計や生産技術、生産などを一本化して効率化を推進しており、事業集約により、日本や北米においてシート構成部品からシート組み立てまでの一貫生産体制の構築に取り組んでいる。精密な自動車用シート骨格構成部品の生産技術は、同社のコア技術の高精度・高速プレス加工技術などで確立されている。
同社は高耐衝撃プラスチックの実用化を目指して、16年に軽量化と剛性、耐衝撃特性に優れた世界トップクラスの軽量発泡ドアトリムを開発している。従来のドアトリムに比べ、約30%の軽量化を実現しており、高耐衝撃プラスチックを衝撃改質材として用いることで、外からの強い衝撃を柔らかく受けとめることを可能にしている。今後は、多様な内装部品への展開を図り、自動車の軽量化、安全性の向上などに貢献していく方針だ。コア技術を深化し、事業領域の拡大を目指す同社に注目したい。
(北川 彰男)
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