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キムラレポート (2015年12月版)
2015年3月期
資本金(単独) |
28,027百万円 |
自己資本比率 |
51.6% |
従業員数(連結) |
35,036人 |
連結事業構成 |
【連結事業】自動車部品93(6)、オプトエレクトロニクス6(3)、他1(2)【海外】57(2015.3) |
株式上場 |
東証1部,名証1部 |
売買単位 |
株価 |
一株益(連) |
PER(連) |
一株純資産 |
PBR(連) |
一株配当 |
配当利回 |
(株) |
11/30終値 |
16/3期(予) |
予想 |
(連)15/3 |
実績 |
16/3期(予) |
予想 |
100 |
2,927 |
177.7 |
16.5 |
2,425 |
1.21 |
56.0 |
1.91% |
※1株益は16/3期予想、1株純資産は15/3期実績、1株配当金は16/3期予想、各数値は円単位。各表示未満は4捨5入。 (連)・連結決算、(予)・予想の略
1株純利益(赤字&未発表は非表示)、1株配当金(通期配当金額、未発表は非表示)は2015年11月30日時点の会社予想
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展望
- 金属から樹脂化の製品づくりに注力
- 愛知県清須市に本社を置くトヨタ自動車系の部品メーカー。ゴム・樹脂製品の開発・生産を基本に各種の自動車部品事業を展開しており、LEDの開発・供給にも注力している。2015年4~9月期の部門別売上高構成比は自動車部品事業94.8%(内訳、オートモーティブシーリング製品20.8%、機能部品12.2%、内外装部品34.7%、セーフティシステム製品27.1%)、オプトエレクトロニクス事業5.2%。世界18カ国・地域に65のグループ会社で事業展開、連結子会社58社(国内13社、海外45社)、持分法適用関連会社7社(国内3社、海外4社)を有している。14年4~9月期の地域別売上高比率は日本44.9%、米州25.4%、豪州&アジア24.2%、欧州&アフリカ5.5%。
事業別の主な内容と製品は以下のようになっている。オートモーティブシーリング製品(雨風・騒音の遮断、ドアの開閉、窓ガラスの昇降)、ドアガラスラン、オープニングトリムウェザストリップ、ドアウェザストリップ。機能部品(自動車の基本性能を支える部品)、燃料タンクモジュール構成部品、パワートレイン系部品、シャシー・ドライブトレイン系部品。
内外装部品(室内空間の快適性、車のデザインなどに寄与、環境配慮の製品づくりに注力)、インストルメントパネル、ラジエータグリル、LED応用内装製品。セーフティシステム製品(乗員保護のための360度フルカバーエアバックを実現)、エアバックモジュール、ハンドル、ポップアップフードアクチュエータ(歩行者の頭部保護装置)。オプトエレクトロニクス製品(長寿命の白色LEDをラインナップ、主にパソコン・タブレット型端末、照明用の高光度・省電力製品を開発・生産)、パソコン用白色LED、ノートパソコン用バックライト光源、LED蛍光灯用光源。
樹脂材料技術と新たに導入した成形工法を活用し、樹脂ウォーターパイプ(エンジン周辺に配置されるパイプ)を開発している。同製品は従来のステンレスや鉄のパイプより約40%軽く、車の燃費向上に貢献しており、3次元の複雑な形をつくることができるため、エンジンまわりのコンパクト化にも寄与している。金属から樹脂化など多様な製品づくりの分野で一層の研究開発を推進する方針だ。自動車の軽量化に貢献する同社に注目したい。
(北川 彰男)
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