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キムラレポート (2014年4月版)
2013年3月期
資本金(単独) |
64,936百万円 |
株主資本比率 |
21.2% |
従業員数(単独) |
48,336人 |
連結事業構成 |
【連結事業】金属27(2)、海外生産用部品11(2)、自動車12(4)、機械・エネルギー20(1)、化学品・電子21(1)、食料5(1)、他4(3)【海外】59(2013.3) |
株式上場 |
東証1部,名証1部 |
売買単位 |
株価 |
一株益(連) |
PER(連) |
一株純資産 |
PBR(連) |
一株配当 |
配当利回 |
(株) |
3/31終値 |
14/3期(予) |
予想 |
(連)13/3期 |
実績 |
14/3期(予) |
予想 |
100 |
2,620 |
205.0 |
12.8 |
2,167 |
1.21 |
46.0 |
1.76% |
※1株益は14/3期予想、1株純資産は13/3期実績、1株配当金は14/3期予想、各数値は円単位。各表示未満は4捨5入。 (連)・連結決算、(予)・予想の略
1株純利益(赤字・未発表非表示)、1株配当金(通期配当金額、未発表非表示)は14年3月31日時点の会社予想
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展望
- グローバル展開加速で注目
- トヨタ自動車系の総合商社、2013年3月期連結売上高のセグメント別構成比率(カッコ内は営業利益ベース)は、金属本部26.9%(30.3%)、グローバル生産部品・ロジスティクス本部10.8%(14.2%)、自動車本部12.4%(26.1%)、機械・エネルギー・プラントプロジェクト本部19.9%(8.7%)、化学品・エレクトロニクス本部21.0%(8.7%)、食料本部4.6%(2.1%)、生活産業本部4.4%(9.8%)。
日本の自動車部品メーカーは、海外の需要拡大に対応するために海外進出が活発化している。豊田通商はトヨタグループ唯一の商社であり、部品メーカーの現地化推進の水先案内人として、その役割が大きく向上していると思われる。また、海外から第3国への部品輸出の支援にも注力している状況だ。 21世紀の東アジア市場は世界で最も成長率の高い地域になることが予想されている。ASEAN(東南アジア諸国連合)域内では各種の生産部品を融通し合うニーズの向上や物流の重要性が一段と高まる見通しであり、大きなビジネスチャンスが広がっていると思われる。
また、同社はフランス最大の商社であるCFAOを12年に子会社化(同社の出資比率97.81%)している。アドバイザリー費用を含む取得価額は22.8億ユーロになり、同社にとって過去最大の投資案件になっている。CFAOは事業展開国数(12年12月末時点)が44カ国・地域に及んでおり、強みを持つアフリカでは33カ国で展開している。自動車販売以外にもアフリカでは医薬品卸事業でトップシェアを持ち、清涼飲料やビールの生産・販売など多様な事業を推進している。
2050年の世界の地域別人口予測(国連)によればアジアは51.42億人(12年42.50億人)、アフリカは21.92億人(同10.7億人)になり、地域別では人口増加数、伸び率ともトップになっている。アフリカの消費需要は今後、大幅に拡大することが予想されており、同社はCFAOとの事業シナジーの向上や日系企業のアフリカ進出支援も強化する方針だ。グローバル展開を加速する同社に注目している。
(北川 彰男)
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