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キムラレポート (2015年1月版)
本社所在地 |
〒450-8575 名古屋市中村区名駅4-9-8 センチュリー豊田ビル |
設立 |
1948年7月1日 |
ホームページ |
http://www.toyota-tsusho.com/ |
2014年3月期
資本金(単独) |
64,936百万円 |
株主資本比率 |
23.9% |
従業員数(単独) |
50,423人 |
連結事業構成 |
【連結事業】金属24(2)、海外生産用部品12(3)、自動車17(3)、機械・エネルギー20(2)、化学品・電子22(2)、食料4(2)、他2(-1)【海外】59(2014.3) |
株式上場 |
東証1部,名証1部 |
売買単位 |
株価 |
一株益(連) |
PER(連) |
一株純資産 |
PBR(連) |
一株配当 |
配当利回 |
(株) |
12/30終値 |
15/3期(予) |
予想 |
(連)14/3期 |
実績 |
15/3期(予) |
予想 |
100 |
2,823 |
216.2 |
13.1 |
2,769 |
1.02 |
56.0 |
1.98% |
※1株益は15/3期予想、1株純資産は14/3期実績、1株配当金は15/3期予想、各数値は円単位。各表示未満は4捨5入。 (連)・連結決算、(予)・予想の略
1株純利益(赤字・未発表非表示)、1株配当金(通期配当金額、未発表非表示)は14年12月30日時点の会社予想
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展望
- グローバル展開を加速、収益拡大を推進
- トヨタ自動車系の総合商社。自動車分野・自動車以外の分野の双方を拡充しており、グローバル展開を推進、アフリカでも事業拡大に取り組んでいる。2014年4~9月期連結売上高のセグメント別構成比率は金属本部22.7%、グローバル部品&ロジスティクス本部10.7%、自動車本部15.4%、機械&エネルギー&プラントプロジェクト本部23.1%、化学品&エレクトロニクス本部21.9%、食料本部4.5%、生活産業本部1.7%。
日本の自動車部品メーカーは、海外の需要拡大に対応するために海外進出が活発化しており、同社は部品メーカーの現地化推進の水先案内人として、その役割が大きく向上していると思われる。21世紀の東アジア市場は世界で最も経済成長率の高い地域になることが予想されている。ASEAN(東南アジア諸国連合)域内では各種の生産部品を融通し合うニーズの向上や物流の重要性が一段と高まる見通しであり、同社には大きなビジネスチャンスが広がっていると推察される。
また、同社はフランス最大の商社であるCFAOを12年に子会社化(同社の出資比率は97.81%)している。アドバイザリー費用を含む取得価額は22.8億ユーロになり、同社にとって過去最大の投資案件になっている。CFAOと合わせた事業展開国はアフリカ54カ国中53カ国に及んでおり、強みを持つ自動車販売やヘルスケア(医薬品卸売事業等)分野などで一層の事業拡大に取り組んでいる。
2050年の世界の人口予測(国連)は世界全体で95億51百万人(13年、71億62百万人)になる。主な地域別ではアジア51億64百万人(同、42億99百万人)、アフリカ23億93百万人(同、11億11百万人)、北アメリカ&南アメリカ12億28百万人(同、9億72百万人)、ヨーロッパ7億9百万人(同、7億42百万人)になり、アフリカは地域別で人口増加数、伸び率ともトップになっている。
アフリカにおけるビジネス需要は今後、大幅に伸びることが予想される。同社はCFAOとの事業シナジーの向上や日系企業のアフリカ進出支援を一段と強化していく方針だ。グローバル展開を加速し、収益拡大に取り組む同社の成長力に注目したい。
(北川 彰男)
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