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豊田合成 (2021年1月版)
本社所在地 |
〒452-8564 愛知県清須市春日長畑1 |
設立 |
1949年6月15日 |
ホームページ |
https://www.toyoda-gosei.co.jp/ |
2020年3月期
資本金(連結) |
28,027百万円 |
自己資本比率 |
48.7% |
従業員数(連結) |
6,574人 |
連結事業構成 |
【連結事業】ウェザストリップ製品14、機能部品18、内外装部品37、セーフティシステム製品31【海外】54(2020.3) |
株式上場 |
東証1部、名証1部 |
株価 |
一株益(連) |
PER(連) |
一株純資産 |
PBR(連) |
一株配当 |
配当利回 |
年初来高値 |
年初来安値 |
12/31終値 |
21/3期(予) |
予想 |
(連)20/3 |
実績 |
21/3期(予) |
予想 |
|
|
2,995 |
100.4 |
29.8 |
2,666 |
1.12 |
55.0 |
1.84% |
3,080 |
1,604 |
※1株純利益(予想)・1株配当金(予想)は会社側未発表のため非表示。各表示未満は4捨5入。 (連)・連結決算、(予)・予想の略
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展望
- 真のグローバルサプライヤーを目指す
- 信長が拠点とした清須に本社を置く同社は、1949年トヨタ自動車のゴム部門が独立、「名古屋ゴム株式会社」として設立されたのが始まりである。73年「豊田合成」に改称、78年名証2部、88年に東証1部に上場した。ゴム・樹脂の高分子技術を用いた自動車部品で世界17カ国64のグループ会社を展開している。
20年度第2四半期連結売上収益構成比は、ウェザストリップ製品11.8%、機能部品18.8%、内外装部品36.9%、セーフティシステム製品32.5%。地域別(調整額除く)では、日本46.2%、米州25.9%、アジア25.1%、欧州・アフリカ2.8%であった。同期は、コロナ禍の影響で減収減益を余儀なくされたが、顧客の生産回復と開発費等の回収や経費抑制等が想定以上で、予想を上回り、通期での上方修正を行なった。
同社の製品群、ウェザストリップ製品は、主にドアや窓枠に装着して隙間を塞ぎ、機能部品は、車の基本性能をサポートする。内外装部品は、自動車の内外装に、セーフティシステムは、様々な衝突から乗員を保護するエアバッグやハンドルを提供している。
同社の強みは、製品に優位性をもたらす材料や工法の技術を自社で開発、保有する点である。軽量化が必要な部品を品質やコストにすぐれた材料で、分子レベルでの解析によってパフォーマンスを最大限に発揮する工法を開発しており、最適な設備も社内で製作する。また、グローバルなネットワークでメーカーの現地車両開発に対応、営業・技術体制も整備している。また、青色LEDや、SRSカーテンエアバッグのような革新的な製品開発も強みといえる。
同社は、目標の2025事業計画達成を目指し、成長回帰に向け再始動をする。従来の取り組みに加え、重点的に①足腰の強化、②販売戦略、③社会課題に取り組む。①ではデジタル化を推進し、間接部門と生産部門の業務効率化を図る。②では、エアバッグや樹脂フューエルフィラーパイプ等の拡販に注力、重点地域・分野へのヒト・モノ・カネの再配置を実施する。③では、深紫外LEDやe-Rubber、燃料電池車向け高圧水素タンクなどの更なる製品化を加速、廃材利用も含めESG活動を推進する。
安心・安全・快適な製品づくりで、真のグローバルサプライヤーを目指す同社に注目したい。
(戸谷 慈伸)
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