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キムラレポート (2017年2月版)
本社所在地 |
〒465-0042 名古屋市名東区照が丘239−2 |
設立 |
1964年4月28日 |
ホームページ |
http://www.nikku.co.jp/ |
2016年3月期
資本金(連結) |
1,139百万円 |
自己資本比率 |
43.4% |
従業員数(連結) |
1,818人 |
連結事業構成 |
【連結事業】建物設備メンテナンス71、建物設備工事29(2016.3) |
株式上場 |
東証1部、名証1部 |
売買単位 |
株価 |
一株益(連) |
PER(連) |
一株純資産 |
PBR(連) |
一株配当 |
配当利回 |
(株) |
1/31終値 |
17/3期(予) |
予想 |
(連)16/3 |
実績 |
17/3期(予) |
予想 |
100 |
618 |
40.0 |
15.4 |
- |
- |
20.0 |
3.24% |
※1株益は17/3期予想、1株純資産は16/3期実績、1株配当金は17/3期予想、各数値は円単位。各表示未満は4捨5入。 (連)・連結決算、(予)・予想の略
1株純利益(赤字&未発表は非表示)、1株配当金(通期配当金額、未発表は非表示)は2017年1月31日時点の会社予想
【2016年3月期の1株純資産は16年4月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っているため非表示】
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展望
- 高度な技術とサービス提供、海外進出加速
- 名古屋市名東区に本社を置く総合建物設備メンテナンスサービスの大手企業。2016年10月末の連結拠点数は国内92拠点、海外8拠点(中国、バングラデシュ、シンガポール、タイ)を有している。このほか、同社はアジア全域を経済圏として、海外展開を積極的に推進することを経営戦略のひとつとして掲げており、今後ともアジアを中心とした海外進出を加速させていく方針だ。
具体的な事業内容としては国内各拠点及び海外において、建物設備のメンテナンス・維持管理、設備診断・環境診断、問題解決の提案を行うメンテナンスサービスとそれらのサービス提供の現場から派生するリニューアル工事などの業務を展開している。16年4~9月期連結売上高の種類別構成比はメンテナンスサービス74.9%、リニューアル工事完成工事高25.1%。売上高全体に占める年間契約の割合は52.6%になっている。
同期の受託施設別売上高構成比(カッコ内は10年4~9月期)は病院及び研究施設39.4%(35.6%)、製造工場等21.8%(13.6%)、特殊建築物13.9%(18.4%)。オフィスビル24.9%(32.4%)。同社グループの高度な技術力を最大限に発揮できる特殊な空間を有する施設(病院及び研究施設、製造工場等、特殊建築物)の全体に占める構成比率は75.1%(67.6%)と着実に上昇している。構成比率が低下しているオフィスビルの同期の売上高も47億1,800万円と10年4~9月期の44億9,900万円から増加しており、一定の売上高は確保している。
同社の強みは通常の設備メンテナンス業務(空調、衛生、電気、給排水など)に加えて、医療施設などに求められる特殊な環境にも同社1社で対応が可能なことだ。具体的には病院の場合、手術室の無菌化、院内感染防止対策(環境消毒、室内圧コントロールによる院内の気流制御など)、X線室などからの漏えい放射線量測定、各病棟の空調管理など。製造工場ではクリーンルームの清浄度管理など製品に最適な環境づくりに貢献している。
同社が最も得意とする大型病院における維持管理の全国シェア(16年3月期・同社調べ)はベッド数600床以上で10.5%、同1,000床以上では12.3%になっている。高度な技術力と高品質サービスを提供し、海外進出を加速している同社の成長性に注目したい。
(北川 彰男)
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