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(株)FUJI (2020年6月版)
2020年3月期
資本金(連結) |
5,878百万円 |
自己資本比率 |
84.4% |
従業員数(連結) |
2,508人 |
連結事業構成 |
【連結事業】ロボットソリューション86(22)、マシンツール12(11)、他2(-4)【海外】88(2019.3) |
株式上場 |
東証1部,名証1部 |
株価 |
一株益(連) |
PER(連) |
一株純資産 |
PBR(連) |
一株配当 |
配当利回 |
年初来高値 |
年初来安値 |
5/29終値 |
21/3期(予) |
予想 |
(連)20/3 |
実績 |
21/3期(予) |
予想 |
|
|
1,987 |
75.5 |
26.3 |
1,835 |
1.08 |
30.0 |
1.51% |
2,091 |
1,384 |
※1株純利益(予想)・1株純資産(実績)・1株配当金(予想)の各数値は円単位。各表示未満は4捨5入。 (連)・連結決算、(予)・予想の略
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展望
- 革新的技術、創造で世界を目指す
- 愛知県知立市に本社を置く同社は、電子部品実装機(チップマウンター)ではトップシェアを誇る。海外に約100拠点のサービスネットワークを持ち、世界60カ国以上に出荷、海外売上高比率80%以上のグローバル企業である。
同社は、1959年名古屋市中川区に富士機械製造株式会社として設立、71年NC自動旋盤、78年電子部品自動挿入機「BA」を完成し本格的に電子部品組立市場に参入した。03年に同社主力製品となる、モジュール型高速多機能装着機「NXT」を完成、12年中国に初の海外拠点を設立、翌年、東証一部に上場した。18年、創立60周年を機に「株式会社FUJI」へ社名変更した。
同社の20年3月期の事業別売上高構成比(その他除く)は、ロボットソリューション92.2%、マシンツール7.8%であった。
同社の実装技術は、基板や部品の高さを検知し、最適な装着高さで実装するため、部品へのストレスの低さはトップクラスである。吸着や装着動作の直前直後では、部品の有無も検知し、確実な実装を実現する。最近のスマートフォン等の小型化により、微細化が進むモジュール部品に対しても、電子部品実装ロボットに業界初の画像認識機能を採用、最先端の装着技術で世界No.1を追求している。
また確実な生産実現を図るため、生産情報の見える化を推進、「統合生産システムNexim」により、必要に応じて誰でも確認できるようにした。
同社は昨今の労働人口の減少や、介護分野への対応も目指している。単純作業やマスカスタマイゼーションに対応可能な小型多関節ロボットを開発、自動プログラムの切換や、ビジョンデータ活用で位置決めがなくても動作可能なシステムを実現した。介護分野では、実装ロボット技術を用い移乗サポートロボットを開発、介護する側、される側の負担軽減を目指している。
同社は、18年に子会社化した「ファスフォードテクノロジ」の半導体製造後工程と、同社のSMT(表面実装)工程の連携により、ダイボンダーの技術を同社のマウンターに組み入れ、両分野にまたがる事業領域での新たな価値の創造を目指している。
自動化技術の裾野拡大で、世界で確固たる地位を目指す同社に注目したい。
(戸谷 慈伸)
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