ホーム > 証券展望・キムラレポート > 過去レポート一覧 | 2019年6月版
(株)コメダホールディングス (2019年6月版)
2019年2月期
資本金(連結) |
562百万円 |
自己資本比率 |
44.4% |
従業員数(連結) |
252人 |
連結事業構成 |
【連結事業】FC100(2018.2) |
株式上場 |
東証1部,名証1部 |
売買単位 |
株価 |
一株益(連) |
PER(連) |
一株純資産 |
PBR(連) |
一株配当 |
配当利回 |
(株) |
5/31終値 |
20/2期(予) |
予想 |
(連)19/2 |
実績 |
20/2期(予) |
予想 |
100 |
2,063 |
117.0 |
17.6 |
648 |
3.19 |
51.0 |
2.47% |
※1株純利益(予想)・1株純資産(実績)・1株配当金(予想)の各数値は円単位。各表示未満は4捨5入。 (連)・連結決算、(予)・予想の略
PAGE TOP
展望
- 名古屋発くつろぎの場
- 同社は、店舗数・売上高で国内有数のフルサービス型喫茶店「コメダ」を運営する株式会社コメダの持株会社。お客様のくつろぎにこだわり、自社製品と独自のFC運営システムで、FC加盟店中心に全国でチェーン展開を行っている。
03年関東地区に初出店を開始、関西、北陸、四国、中国と順次出店し、13年に500店舗を達成、その後も九州、東北とエリアを拡大し、14年に600店舗を達成した。16年には北海道、海外進出と同時に東証一部に上場、19年2月期の店舗数はFC加盟店、直営店合計で860店舗となっている。区分別ではコメダ珈琲店が東日本237店、中京331店、西日本260店、海外7店、おかげ庵9店、やわらかシロコッペ16店と年2ケタペースで事業領域を拡大している。
同社は50周年を契機に同社式サステナビリティ活動への取り組みを強化、“心にもっとくつろぎを”プロジェクトを開始した。さらには経営方針を飲食業の基本、Q(=クオリティ)、S(=サービス)、C(=クレンリネス)の概念を進化させ、Q:もっといいもの、S:もっといいこと、C:もっといいところ、とし、外部環境の変化に柔軟対応、顧客の店舗体験価値を高め競争力強化を図る。
商品提供時間の改善や価格改定などの既存店の運営・収益力強化とともに、新商品・季節限定商品の投入を予定しており、モーニングトーストの厚さも35ミリにアップした。省力化投資にも取り組み、自動釣銭機、LINEウェイティングシステム、セルフレジといったオペレーションも順次導入を予定している。
また新業態の開発とブランド活用の施策として、コッペパン販売「やわらかシロコッペ」を立地厳選し、年5~10店舗出店を予定。セルフ型サービスモデル「コメダスタンド」を検証しつつ推進するとともに、コメダブランドを活用し、製菓メーカーをはじめ食品他社との共同開発による製品を発売した。
この6月に青森県に出店を予定しており全都道府県への出店となる同社だが、引き続き新規出店の継続とエリアの拡大、既存店収益力強化、新業態開発とブランド活用に取り組む同社に注目したい。
(戸谷 慈伸)
COPYRIGHT © KIMURA SECURITIES CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.